選手採点&寸評:日本代表 5-0 シリア代表【2026W杯アジア2次予選】

圧巻のミドルシュートを決めた堂安律[写真:Getty Images]

11日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節、日本代表vsシリア代表がエディオンピースウイング広島で行われ、5-0で日本が勝利。6連勝、6連続クリーンシートで2次予選を終えた。

超WSの選手採点と寸評は以下の通り。

日本代表採点[3-4-2-1]

※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし

GK
12 大迫敬介 5.5

前半はほとんどプレー機会がなかった。

(→23 谷晃生 -)
出場時間が短く採点はなし。

DF
4 板倉滉 6.0

前半に入れ替わられたピンチも落ち着いて対応。集中力が高い。4バックになっても安定した対応。試合中に逆立ちで沸かせる。

16 町田浩樹 5.5

空中戦で強さを見せる。一度入れ替わられたが、それ以外は安定。CKからは惜しいヘディングも。

22 冨安健洋 6.5

間違えない対応。後半は右サイドバックに入り、高いポジションも取り攻撃に積極的に参加。遠藤交代後はキャプテンマーク。

MF
6 遠藤航 6.0

バランスを見た的確なポジショニング。ビルドアップも落ち着いていた。しっかりと中盤をオーガナイズした。

(→15 鎌田大地 6.5)

特徴でもある組み立て、サイドへの展開、狙い澄ました縦パスと攻撃で良さを出す。相馬のPKに繋がるパスも鎌田から。守備でも粘り強さを見せた。

8 南野拓実 6.0

中村、久保、上田とのバランスを見たポジション取り。プレスバックで守備でも相手を限定。様々にポジションを変えて汗をかいた。終盤にはミドルシュートで待望のゴール。

10 堂安律 6.5

カウンターを完結させる圧巻の左足ミドル。2戦連発。ウイングバックとして攻守に積極性を見せ、ボールに絡んでいく。

13 中村敬斗 6.5

左サイドでキレを見せる。見事なクロスから先制点をアシスト。その他にも再三チャンスメイク。前半のみで交代もインパクトは大きい。

(→21 伊藤洋輝 5.5)

左SBに入り積極的に高い位置を取る。一対一の守備でも安定したパフォーマンス。

17 田中碧 6.0

バランスを見たポジション取り。攻撃面での特徴を出しきれなかったが、後半は持ち出すなど攻撃面に顔を出す。

(→7 川村拓夢 5.5)

本拠地で日本代表としてプレー。ただ、遠慮がちなのか、本来の良さを出せず、足を振れる場面でパスを選ぶなど、積極性を欠いた。

20 久保建英 6.0

間でボールを受けてリズムを作る。仕掛けから堂安のゴールにつながるパス、そして3点目のOGは久保のパスから。後半も積極的に仕掛けたがゴールならず。

(→11 相馬勇紀 6.0)

キレのある仕掛けで左サイドを制圧。PKを獲得すると自らしっかりと決める。キレの良さを見せた。

FW
9 上田綺世 6.0

クロスを頭で合わせて先制。キレある動きを見せ、ボールをうまく引き出し積極的にゴールに向かっていく。フル出場で最前線で体を張った。

監督
森保一 6.5

9名の選手を入れ替え[3-4-2-1]でスタートした中、安定した戦いを見せる。後半は[4-1-4-1]に変更し、選手の特長を考えて流動的なスタイルに。終始シリアを圧倒し、6連勝で2次予選を終えた。

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
堂安律(日本)

右ウイングバックで先発し、圧巻のミドルシュートで追加点。攻守にわたってハイパフォーマンス。後半は1列前に行き、よりゴールに近い場所でプレーして攻撃の形を作った。

日本代表 5-0 シリア代表
【日本】
上田綺世(前13)
堂安律(前19)
オウンゴール(前22)
相馬勇紀(後28)
南野拓実(後40)

入場者数:2万6650人

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