【WWE】マリーゴールド参戦決定のイヨ・スカイ ライラに雪辱も…錯乱続く「このままじゃダメ!」

ライラ・ヴァルキュリア(下)をパンチの雨を降らせるイヨ・スカイ(©WWE)

女子プロレス「マリーゴールド」7月13日両国国技館大会に電撃参戦が決まった、WWE悪女ユニット「ダメージCTRL」のイヨ・スカイが、新星ライラ・ヴァルキュリアにリベンジを果たした。

4月の祭典「レッスルマニア40」で最高峰のWWE女子王座から陥落。スマックダウンからロウに移籍して臨んだ「クイーン・オブ・ザ・リング」トーナメントでは、NXTから昇格したばかりのライラに敗れ、まさかの準決勝敗退に終わった。ライラには仲間のカイリ・セイン、ダコタ・カイも敗れており、怒り心頭のイヨは錯乱状態で、先週のロウではバックステージでライラを襲撃していた。

10日(日本時間11日)のロウ(オハイオ州トレド)ではそのライラとリマッチで激突。カイリ、ダコタをセコンドに就けたイヨは序盤から「このヤロー!」と日本語でわめきながら、ライラにパンチを叩き込む。だが、ライラの猛反撃を浴びて、変型の釣鐘固めで捕らえられた。

さらに延髄斬りをくらって場外に転落するが、スライディングキックをかわして鮮やかなムーンサルトアタックを叩き込んだ。「オラーッ!」と叫ぶと、観衆からは大ブーイングが上がった。ライラもミサイルキック、フィッシャーマンズスープレックスを放つが、イヨはターンバックルにライラを叩きつけて変型の回転式背骨折り。丸め込み合戦からダブルフットスタンプをぶち込んだ。

ロープ際の攻防では、ライラのナイトウイング(変型ドライバー)でマットに打ちつけられた。完全に決まったが、ここでダコタがレフェリーの死角をついてライラのカバーをしれっと妨害。得意の介入に出たカイリとダコタはライラのスライディングキックで吹っ飛ぶも、イヨが息を吹き返して得意のメテオラからムーンサルトプレスだ。

ライラは両ヒザを立ててこれを迎撃して、トルネードDDTから再度のナイトウイングを狙い、イヨを肩車で担ぎ上げた。ここでイヨはライラの髪の毛をつかむ反則行為。一瞬で勢いを止めると、十字架固めでくるりと丸め込んで、新星から3カウントを奪った。

好勝負を〝悪の連係〟で制したイヨは場外で薄ら笑い。カイリとダコタはライラを襲って後に場外に出たが、制御不能のイヨはリングに戻ってライラを暴行。ここで元WWE女子タッグ王者のカタナ・チャンス&ケイデン・カーターがライラの救出に現れ、ダメージCTRLと対峙した。

ところが…イヨは試合後のバックステージで、またまたぶっ壊れた。ダコタから「イヨ、さっきは何?」と声をかけられると、髪をかきむしりながら「ウーー、ウワーッ!」と突如、なぜか雄たけびを上げた。続けて「ダメージCTRLはこのままじゃダメ!」と英語で絶叫。リベンジ成功にもかかわらず、またしても錯乱したイヨには、カイリもダコタもただただ、ぼうぜんだ…。

7月にはマリーゴールド13日両国国技館大会での林下詩美戦、WWE日本ツアー(25日大阪、26・27日両国)の控える中、ぶっ壊れた〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟はどんな姿に変わるというのか?

この日のロウは「ABEMA」にて放送された。

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