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新日本プロレス9日大阪城ホール大会で、IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(38=AEW)がEVILの挑戦を退け、4度目の防衛に成功した。
試合は両軍セコンドがリング四方を取り囲み、場外に転落した場合はリングに推し戻されるランバージャックデスマッチとして行われた。極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」を率いるEVILに対し、外敵王者であるモクスリーは弟子の海野翔太と本隊ベテラン勢(永田裕志&天山広吉&真壁刀義&タイガーマスク)をセコンドに指名。しかし、いざゴングがなると、ルールは建前だけの大乱戦となった。
EVILが窮地に陥ると、レフェリーへの誤爆を機にH.O.Tのセコンドが介入。ならばと本隊もモクスリーを援護しようとするが、成田蓮の改造プッシュアップバー攻撃によって蹴散らされてしまう。孤立したモクスリーは、場外に設置されたテーブル上に合体ボムを決められた。もはやランバージャックデスマッチでも何でもない。
さらに掟破りのデスライダーを浴びたモクスリーだったが、掟破りのEVIL(変型大外刈り)を決めると恐怖の猛反撃が開始される。H.O.Tのコーナーからスポイラーズチョーカー、ケインもトーチャーツール、を持ち出すと全てを投げ去り、何とリング下から有刺鉄線バットを取り出した。
有刺鉄線バットでH.O.Tのセコンドを一網打尽にしたモクスリーは、一度はEVILに凶器を奪われたものの、スタナーを決めて奪回。悪の限りを尽くしてきたEVILを有刺鉄線バットで殴打すると、最後はカーブストンプからのデスライダーで沈めてみせた。
試合後のリング上では「次に俺に向かってくるのは誰なんだ? いつでもどこでもいいぞ?」と次期挑戦者を公募。しばらく間が空いた後で姿を現したのは、前王者の内藤哲也だった。内藤から「誰も出てこないから、俺が出てきてやったぜ。流出させてしまったのは俺なわけで、じゃあ俺が取り返そうかな。『Forbidden Door』(30日=日本時間7月1日、米ニューヨーク)で対戦しようぜ」と挑戦要求を受け、新日本とAEWの合同興行での再戦が決定的となった。