中国外交部、李強総理のNZ・豪・マレーシア訪問について説明

中国外交部、李強総理のNZ・豪・マレーシア訪問について説明

中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京6月11日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は11日、李強(り・きょう)国務院総理がニュージーランドのラクソン首相、オーストラリアのアルバニージー首相、マレーシアのアンワル首相の招きに応じ、13~20日の日程で3カ国を公式訪問すると発表した。オーストラリアでは第9回中豪首相年度対話を開く。

 林氏は同日の定例記者会見で、李総理の今回の外遊について次のように説明した。

 今年は習近平(しゅう・きんぺい)国家主席のニュージーランド、オーストラリア国賓訪問、両国との全面的戦略パートナーシップ樹立から10年、マレーシアとの国交樹立から50年に当たり、中国・マレーシア友好年でもある。

 中国とニュージーランドは互いに重要な協力パートナーであり、両国関係は国交樹立以来、健全で安定した発展を保ち、多くの「最初」を生み出し、各分野の協力が両国と両国人民に大きな幸福をもたらしてきた。李総理はニュージーランドでキロ総督、ラクソン首相らと会見、会談し、両国関係と両国が共に関心を寄せる国際・地域問題について深く意見交換する。中国は今回の訪問を通じ、意思疎通を強め、相互信頼を増進し、協力を深化させ、友情を強固にし、両国関係が引き続き健全かつ安定して発展するよう推進し、両国人民により良い幸福をもたらしていく。

 中国とオーストラリアはいずれもアジア太平洋地域の重要国で、経済の相互補完性が高く、協力の展望が開けている。両国関係の発展の勢いを強固にし、維持することは両国人民の共通の期待である。李総理はオーストラリアでアルバニージー首相と第9回中豪首相年度対話を開き、オーストラリア各界の人々に幅広く接し、両国関係と両国が共に関心を寄せる国際・地域問題について意見交換する。両首相は中豪商工界CEO(最高経営責任者)円卓会議にも出席する。中国は今回の訪問を機に、オーストラリアと共にハイレベル交流を強め、理解と相互信頼を増進し、実務協力を深め、より成熟、安定し、より成果に富む中豪全面的戦略パートナーシップを構築していきたい。

 中国とマレーシアは海を隔てた伝統的、友好的な隣国である。国交樹立から半世紀、両国関係は良好な発展の勢いを常に保ってきた。戦略的相互信頼は絶えず深まり、質の高い「一帯一路」共同建設は多くの成果を上げ、人的・文化交流も日増しに密接になっている。中国とマレーシアは共にアジアの発展途上国、新興経済国であり、平和・協力・包摂・融合というアジアの価値観を積極的に提唱し、地域の平和と繁栄、安定に重要な貢献をしてきた。李総理はマレーシアでイブラヒム国王やアンワル首相と会見、会談するほか、アンワル首相と中国・マレーシア国交樹立50周年祝賀行事に出席する。中国は今回の訪問を機に、マレーシアと伝統的友情を発揚し、各分野の協力を深化、拡大させ、中国・マレーシア運命共同体の建設を深く、着実に進め、両国関係のより輝かしい次の50年を手を携えて切り開くことを期待している。

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