【ソフトバンク】鮮やか逆転で「みずほペイペイ」11連勝 勝ち越し打の中村晃はファンに感謝

ソフトバンク・中村晃

パ・リーグ首位のソフトバンクは11日のヤクルト戦(みずほペイペイ)に4―2で逆転勝ちを収め、貯金を再び今季最多の「21」に戻した。

やはり「みずほペイペイ」では強かった。ホークスは、本拠地で5月1日に敗れて以降、負けなしの10連勝中だった。名称が「ペイペイドーム」から「みずほペイペイドーム」に変わってからは14勝1敗。勝率9割3分3厘という驚異的なデータを誇っていた。この日の逆転勝ちで「みずほペイペイ」での連勝を「11」に伸ばし、地方球場を含む他会場開催を含めた主催試合は13連勝となった。

ビハインドを背負うゲームだったが、何かが起きそうな予感だった。試合は、先発の有原が4回に2点を先制される嫌な展開。打線は中盤まで相手先発・吉村の前にゼロ行進だった。

だが、7回に潮目が変わった。先頭・今宮の中前打と続く栗原の右前打で無死一、二塁と反撃ムードを醸成。吉村攻略のお膳立てをつくると、4番・山川が中前への適時打で1点を返す。さらに、近藤が右前への適時打で同点。頼もしい上位打線の4連打であっという間に試合を振り出しに戻した。こうなると、流れは完全にホークス。吉村を降板に追い込むと、6番・柳町が犠打を初球で決めて一死二、三塁とし、続く中村晃が勝負強い打撃で中前へ殊勲の2点適時打を放って、鮮やかな逆転勝ちに導いた。

福岡で負けない鷹。お立ち台に上がった中村晃は「ファンの方々の声援の後押しがあるから頑張れると思う。これからもよろしくお願いします」と感謝を述べ、熱い声援を呼びかけた。

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