【インド】機械商社ナ・デックス、12月に現法立ち上げ[製造]

産業機器や電子部品の製造・販売を中心とする機械商社のナ・デックス(名古屋市中区)は11日、インドに現地法人を設立することを決めたと発表した。これから現地で申請手続きを開始し、今年12月の設立を目指す。

設立を決めた理由として、ナ・デックスの担当者は「昨年末から現地でマーケティング活動を始め、ニーズを確認できたため」とコメントした。同社は今年1月、インドに拠点を開設することで検討を始めていた。

設置場所については、「検討段階だが、日系企業が多く集まる北部から南部にまたがる4エリアが候補」と説明した。需要に応じた拠点の拡張や増設は「これから検討する」としている。

同社はこれまで、地場のサプライヤー企業を通じて、日系の自動車関連企業向けに自社製品の抵抗溶接制御装置などを販売してきた。主要納品先として乗用車最大手マルチ・スズキなどがある。ファクトリーオートメーション(FA)システムの開発や設計、電子制御機器の販売なども手がけており、今後インドでの製品群拡大も検討していく。

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