【日本5-0シリア|採点&寸評】圧勝締めで先発全員が及第点以上! 3人が7点の高評価、MOMは鮮烈弾の堂安ではなく...

[北中米W杯アジア2次予選]日本 5-0 シリア/6月11日/エディオンピースウイング広島

日本代表は6月11日、北中米ワールドカップ・アジア2次予選の最終節でシリア代表とエディオンピースウイング広島で対戦した。

【PHOTO】日本代表のシリア戦出場16選手&監督の採点・寸評。3人が7点の高評価。MOMは2点に関与した左WB
立ち上がりから試合の主導権を握る日本は、13分に中村敬斗のクロスに頭で合わせた上田綺世のゴールで先制。19分には、堂安律が鋭いミドルを突き刺して追加点を挙げる。さらにその3分後には、久保建英のパスがDFに当たってそのままゴールに吸い込まれ、相手のオウンゴールで追加点をゲット。3-0で前半を終える。

後半に入っても押し込む時間が続くなか、73分には途中出場の相馬勇紀が自ら獲得したPKを決めて4点目。85分にも南野拓実がダメ押し弾を奪って、5-0で快勝を飾った。

▼日本代表のチーム採点「6.5」

5-0で大勝した6日のミャンマー戦から、スタメン9人を入れ替えて臨んだ。システムはその試合でテストした3-4-2―1を継続。鍵となるウイングバックは右に堂安、左にはミャンマー戦と同様に中村を起用した。

22分までに3-0として、攻守にシリアを圧倒したなか、とりわけ両ウイングバックが躍動。前者が鮮烈な2点目を挙げれば、後者は上田の先制ゴールをアシストするなど2点に関与した。

その2人と途中出場で攻撃を活性化させ、自ら奪ったPKを決めた相馬を最高点の7点とした。マン・オブ・ザ・マッチは堂安と迷ったが、相手の脅威になっていた中村を選んだ。

特にパフォーマンスが悪かった選手もおらず、先発11人全員が及第点の6点以上を付与。力の差を見せつけ、圧勝で二次予選を締め括った。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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