大山の雨と水の流れをイメージ、梅雨仕様の御朱印 13日から、伊勢原・大山阿夫利神社で有料頒布

青系で統一された梅雨仕様の「神藍之御朱印」(大山阿夫利神社提供)

 暦の上で梅雨が始まる「入梅」を迎え、大山阿夫利神社下社(神奈川県伊勢原市大山)では13日から、水面に浮かぶ藍を想起させる梅雨仕様の御朱印「神藍之御朱印」を有料頒布する。

 季節限定の御朱印は薄い水色の和紙に藍墨で神社名などが書かれている。和紙は素朴な温かみがあり独特の風合いを持つ埼玉県小川町の小川和紙を使用。藍墨は、市内でタデアイを栽培し、藍師として活動する小沼慶多さんが完成させた「AFURI BLUE(雨降藍)」を用いている。同神社権禰宜(ごんねぎ)の目黒久仁彦さんは「雨降山とうたわれた大山の雨と水の流れをイメージし、青系で統一した。伝統の和紙と藍の文化を知ってもらえたら」と話している。

 同御朱印は、通常の墨の御朱印と同額の500円で入手できる。書き置いてある分は数量限定でなくなり次第終了。問い合わせは、同神社社務局電話0463(95)2006。

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