6月11日、サッカー日本代表はシリア代表と対戦した。この試合で森保一監督は、試合中に大幅なシステム変更などを行った。
4バックを軸に戦ってきた森保ジャパンは、6日に行われたミャンマー戦から“攻撃的な3バック”に挑戦している。今までとはまったく違った3-4-2-1のシステムにトライし、5-0で圧勝。まずはいい手応えを得た。
そして6月シリーズの2戦目となるシリア戦でも、前日会見での“予告”通り3-4-2-1を採用。GKは大迫敬介、3バックは右から冨安健洋、板倉滉、町田浩樹と並び、Wボランチは田中碧と遠藤航のコンビ。ウィングバックは右が堂安律、左が引き続き中村敬斗で、2シャドウは南野拓実と久保建英が。1トップは上田綺世が務めた。
この11人で前半のうちに3得点を奪うと、後半開始時には1人を交代して4バックに変更する。システムは4-2-3-1と戦い慣れたもので、4バックは右から冨安健洋、板倉滉、町田浩樹、途中出場の伊藤洋輝といった構成だ。
■4-2-3-1に変更
その後も選手交代を行った森保ジャパンは、最終的にGKまでも代えている。後半31分に、大迫敬介から谷晃生へと守護神を変更した。
また、鎌田大地と相馬勇紀、川村拓夢も入っており、ダブルボランチは鎌田と川村のコンビに、2列目は右から堂安律、南野拓実、相馬勇紀となっている。
南野拓実はシャドウから最終的にトップ下に、堂安律は右ウイングバックから右サイドハーフへと移っている。
カタールワールドカップでは4バックでスタートして途中から3バックに変更していたが、今回はまったく逆。3バックでスタートして、4バックへと布陣を変えている。
今回の3―4-2-1へのトライを通じ、次回の活動ではどのようなトライを見せるのか。継続にせよ、挑戦にせよ、大きな注目が集まる。