「彼はカットインしてくるので...」久保建英と堂安律、日本が誇る両レフティが披露した“新たな連係”「僕がウイングだったらボールが欲しい」

日本代表は、6月11日にエディオンピースウイング広島で開催された北中米ワールドカップ・アジア2次予選の最終節でシリア代表と対戦。5-0で大勝を収めた。

同じく5-0で完勝した6日のミャンマー戦と同じく、3-4-2-1を採用したなか、2シャドーで先発した久保建英は躍動。右ウイングバックの堂安律が決めた2点目をアシストし、パスが相手に当たってゴールに吸い込まれるラッキーな形で、3点目のオウンゴールを誘発した。

その久保は、これまでアンダー世代や東京五輪代表、そしてA代表で共闘した堂安とシャドーとウイングバックという“新たな関係”で連係したことについて問われると、こう述べている。

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「彼は基本的に中にカットインしてくるので、僕としてはあんまり彼に近づき過ぎずに、浮いたポジションで受けてターンしようと」

今月4日に23歳となったMFは、「あとは彼が高い位置を取っている時は、僕がウイングだったらボールが欲しいので、あまり考えずに簡単に前を向いてパス出すというのは意識している」と続けた。

その言葉通り、19分にはドリブルで運んで預けたところから、堂安が圧巻の追加点を奪取。日本代表が誇る両レフティのクオリティとコンビネーションが活きたシーンだった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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