もはや憧れ? 惨敗シリアの選手たちが日本代表戦士をまさかの“出待ち”。名門所属FWがユニホーム交換を頼んだのは?

シリア代表の選手にとって、欧州の強豪クラブで活躍する日本代表の戦士たちは憧れの存在であるのかもしれない。

日本代表は、6月11日にエディオンピースウイング広島で開催された北中米ワールドカップ・アジア2次予選の最終節でシリアと対戦。5-0で完勝を収めた。

13分に上田綺世が決めたヘディングシュートで先制した森保ジャパンは、堂安律の美弾とオウンゴールで22分までに3点をリード。後半も相馬勇紀と南野拓実の得点で加点し、シリアをねじ伏せた。

その試合後、惨敗したシリアの複数選手が、日本イレブンがドレッシングルームに引き上げて来るのを待っていた。

【PHOTO】日本代表のシリア戦出場16選手&監督の採点・寸評。3人が7点の高評価。MOMは2点に関与した左WB
何をしているのかと思ったら、ユニホーム交換をしてもらうためだった。2トップの一角で先発したFWのトビアス・アリエル・セルベラ・カディは、上田とシャツと交換した。

アルゼンチンの名門ロサリオ・セントラルに所属する21歳は、この試合でも1ゴールを決めたフェイエノールトのストライカーをリスペクトしているのだろう。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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