中国大使館、レアル・マドリーに正式抗議…元レアル会長孫の中国人差別に激怒

先日、ウェンブリー・スタジアムで行われたUEFAチャンピオンズリーグで優勝し、15回目の欧州制覇を成し遂げたレアル・マドリー。

あのリオネル・メッシさえも現世界最強クラブと認めるほどの強さを誇ってきた。

そうしたなか、ある動画が物議を醸している。英国在住の中国人クリエイターは、CL決勝後にウェンブリーの外にいたレアルサポーターたちにインタビューを敢行。

あるレアルファンはスペイン語が分からない中国人クリエイターに一緒に歌を歌おうと持ちかけた。

だが、その内容は中国人を侮辱するもの。その後、スペイン語での意味を知った中国人クリエイターは、人種差別を告発し、非難していたのだ。

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スペイン紙『La Vanguardia』によれば、中国を侮辱する歌を歌っていたのは、レアル・マドリーの故ロレンソ・サンス元会長の孫だとか。

中国当局はこの件に激怒しており、在スペイン中国大使館はレアル・マドリーに正式な苦情を申し立てたという。「中国を侮辱し、下品で性質の悪い」態度と歌に「衝撃と怒り」を表明したとのこと。

大使館によると、レアル側は非公開で回答したそう。「不適切な行動」は遺憾であり、「彼はレアル・マドリーや大多数のファンの価値観や原則を代表するものではない」としつつ、中国人ファンへの「感謝と敬意」を示すと同時に「あらゆる形の人種差別と外国人嫌悪」を非難する内容だったという。

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