北朝鮮、中国も…W杯アジア最終予選18チームが決定 日本は全勝突破、初出場は3か国に

アジア最終予選の進出チームが決定(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

2次予選をインドネシア、キルギス、パレスチナが初の突破

6月11日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節が各地で行われた。森保一監督率いる日本代表(FIFAランク18位)はシリア代表(同89位)と対戦し5-0の快勝。同日、2次予選の突破18チームが出揃った。インドネシア、キルギス、パレスチナが初の最終予選へと進んでいる。

グループBの日本は11日のシリア戦で5発快勝。北朝鮮との不戦勝試合(3-0)も含め6連勝で1位通過。一方、日本との開催地騒動で話題となった北朝鮮は、最終節でミャンマーを4-1で破り2位を勝ち取った。この結果B組から日本と北朝鮮が最終予選へと進む。

グループAはカタールが5勝1分で強さを見せ首位通過。2位には最終戦でアフガニスタンを1-0で破ったクウェートが勝ち点7となり、滑り込んだ。カタールに敗れたインドは勝ち点5にとどまり、3位となっている。

グループCはすでに韓国が首位での通過を決めていたなか、中国と対戦。イ・ガンインの決勝ゴールにより韓国が勝利したため、中国は残るタイ対シンガポールの結果次第に。3-1でタイが勝利し、中国と勝ち点8(得点/失点ともに9)で並んだ。ただ直接対決の際の結果が勝り(1勝1分)、中国が2位での突破を獲得している。

グループDは最終節でキルギスとオマーンが対戦し1-1のドロー。オマーンが13ポイントでグループ首位、キルギスが11ポイントで2位となり最終予選へ進む。マレーシアはチャイニーズ・タイペイを3-1で下して逆転したものの、敗退となった。

グループEは最終節を前にイラン、ウズベキスタンの最終予選進出がすでに決定。ラストは両チームの直接対決となったが、0-0のドローで90分間を終えた。得失点差で上回ったイランが首位、2位がウズベキスタンの結果となっている。

グループFはイラクが6戦全勝で強さを見せ首位突破。最終節でイラクがベトナムを3-1で撃破し、インドネシアがフィリピンを2-0で下す。この結果、残る一枠は勝ち点10を積み上げたインドネシアに。同国は初めて、最終予選へと進む歴史を作った。

グループGはすでにヨルダンとサウジアラビアの両チームが2次予選突破を決めていたなか、最終節で直接対決。2-1でヨルダンがサウジアラビアを破り、得失点差でG組の首位に立った。

グループHでは5連勝だったアラブ首長国連邦(UAE)相手に、最終節でバーレーンが1-1と引き分ける。パウロ・ベント監督率いるUAE(勝ち点16)、勝ち点を10まで積み上げたバーレーンがそのまま最終予選へ。

グループIでは最終節、オーストラリアがパレスチナを5-0で破り22得点、無失点6勝で2次予選を終えた。一方、敗れたパレスチナも2勝2分2敗(勝ち点8)となり2位での通過を決定。2次予選での初勝利を挙げたレバノン、全敗のバングラデシュが敗退の形となっている。

最終予選へ進出を決めた18チームは以下のとおり。

カタール
クウェート
日本
北朝鮮
韓国
中国
オマーン
キルギス
イラン
ウズベキスタン
イラク
インドネシア
ヨルダン
サウジアラビア
UAE
バーレーン
オーストラリア
パレスチナ(FOOTBALL ZONE編集部)

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