メキシコ次期大統領、司法改革巡る投資家懸念を払拭

[メキシコ市 11日] - メキシコのシェインバウム次期大統領は11日、法の支配を堅持するとし、司法制度改革に対する投資家懸念の払拭に努めた。

通貨ペソは11日、ドルに対して約1.5%下落した。シェインバウム氏は会見で「投資家は何も心配することはないというのがわたしのメッセージだ」と強調した。

2日に行われた大統領選挙では、与党3党が擁立したシェインバウム前メキシコシティ市長が圧勝した。与党3党で、憲法改正も可能となる議席確保が視野に入ってきた。

これを受けてペソは先週ドルに対して約8%下落し、過去4年間で最大の週間下落率を記録した。

ロペスオブラドール大統領もこの日、ペソに「問題はない」と述べ、投資家が本当に望んでいるのは法治国家だと指摘した。

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