錦木ら古里の岩手で汗 大相撲、伊勢ノ海部屋が奥州合宿

観客が見守る中、稽古に汗を流す錦木(右)=11日、奥州市・水沢公園相撲場

 大相撲の錦木(盛岡市出身)ら岩手県力士4人が在籍する伊勢ノ海部屋の奥州合宿は11日、奥州市の水沢公園相撲場で始まった。

 初日は幕内の錦木のほか、幕下の漣(さざなみ)(同市出身)、三段目の鬨王(ときおう)(一関市出身)、序二段の曽我(そが)(盛岡市出身)ら11人が稽古に参加。約400人の観客が見守る中、四股やすり足、ぶつかり稽古に汗を流した。

 弟弟子に積極的に胸を貸した錦木は「地元での稽古は気合が入るし、力をもらえる」と笑顔。来月の名古屋場所に向け「まずは勝ち越し。白星を重ねて岩手を盛り上げたい」と語った。

 稽古は16日まで行い、13日を除き午前8時半~10時半ごろに一般公開している。

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