「韓国が悪いのか?」 タイの2次予選敗退に韓国メディア言及「中国を助ける結果に」

W杯アジア2次予選敗退となったタイ代表【写真:ロイター】

2次予選グループCは韓国と中国が突破

タイ代表は6月11日に行われた、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選第6節でシンガポール代表と対戦した。3-1の勝利を収めたものの、中国代表との対戦成績により2次予選敗退となったなか、海外メディアは「複数得点を奪えなかった韓国は、中国を助ける結果に終わった」と報じている。

6節開始前までにタイは勝ち点5、得失点-2、総得点6、中国は勝ち点8、得失点+1、総得点9であった。先に中国が韓国代表と対戦したなか、韓国が主導権を握り、幾度となくチャンスを作るも、後半16分に決めたMFイ・ガンインのゴールのみで1-0で韓国が勝利した。

この結果によりタイは3点差以上での勝利もしくは、2点差の場合は4点以上を奪っての勝利が必須条件となったなかシンガポール戦に臨んだ。試合はタイが主導権を握ると、前半37分にMFチャナティップの折り返しをFWスファナット・ムエアンタが押し込み先制に成功する。

さらに攻勢に出るも得点を奪えずにいると、後半12分にカウンターからミドル弾を決められ、同点に追い付かれた。それでも猛攻を仕掛けるタイは、同34分と同41分に得点を奪うも、あと一歩及ばず。3-1で勝利を収め勝ち点と得失点、総得点で中国と並んだものの、直接対決で1分1敗だったため2次予選敗退が決まった。

そんななか、韓国メディアの「朝鮮日報」は「『韓国が悪いのか?』タイ、1点及ばずシンガポールを3-1で下すもW杯から敗退。中国が進出」と見出しを打ち、「複数得点を奪えなかった韓国は、中国を助ける結果に終わった。タイは勝ったが、笑うことはできなかった。」と言及した。

また「予選敗退を予感したタイの選手たちは、悔しさのあまり地面に横たわり、涙を流した。結果的に、韓国は中国戦で複数得点できず、中国を助けるような形になってしまった」とチャンスを何度も作りながら1得点に終わった韓国の結果も指摘していた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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