【厚労省_中医協】薬局の夜間・休日等における医薬品提供体制の状況調査へ/令和6年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査の実施

【2024.06.12配信】厚生労働省は6月12日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開いた。

令和6年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査の実施(令和6年度・令和7年度の2カ年)について事務局から提案があり、総会で了承された。

調査項目は以下の7つの柱。
(1)精神医療等の実施状況調査
(2)在宅医療、在宅歯科医療、在宅訪問薬剤管理及び訪問看護の実施状況調査
(3)長期処方やリフィル処方の実施状況調査
(4)後発医薬品の使用促進策の影響及び実施状況調査
(5)医療DXの実施状況調査
(6)かかりつけ歯科医の機能の評価等に関する実施状況調査
(7)かかりつけ薬剤師・薬局の評価を含む調剤報酬改定の影響及び実施状況調査

このうち、「かかりつけ薬剤師・薬局の評価を含む調剤報酬改定の影響及び実施状況調査」については、主に以下の項目を調べる。

・より質の高い薬学的管理の提供に係る取組状況
・保険薬局と保険医療機関等との連携の取組状況
・かかりつけ薬剤師指導料の算定状況
・かかりつけ薬剤師・薬局に関しての患者の意識及び同一薬局の利用状況
・地域支援体制加算等の届出、算定状況
・夜間・休日等における医薬品提供体制の状況
・調剤後のフォローアップ業務の取組状況
・オンライン服薬指導の算定状況等

調査客体は保険薬局、保険医療機関及び患者で令和7年度について調査する。

このあと、調査検討委員会で具体的な調査票の案などの中身を固め、部会と総会に諮る。実際の調査は各年の年末から年明けにかけて行われる見通し。

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