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ブラジルのパラ卓球選手であるブルーナ・アレシャンドレは、2024年夏にパリで開催されるオリンピック・パラリンピック両大会への出場を決め、ブラジル初の快挙を成し遂げた。
ブラジル出身のブルーナ・アレシャンドレは、1995年3月29日生まれの29歳。血栓症により生後3ヶ月で右腕を切断し、以降は左手一本で日常生活を送り、卓球も左手のみでプレーしている。過去のパラリンピックでは合計3つのメダルを獲得するなど、パラ卓球界で長年にわたり活躍している選手でもある。
アレシャンドレは、今年2月に開催された世界選手権釜山大会でもブラジル代表入りを果たし、日本代表と対戦して大きな注目を集めた。そして、ついに悲願のオリンピック代表にも選出され、ブラジル代表として初めて、オリンピックとパラリンピックの両方に登録された選手となった。
オリンピックとパラリンピックの両方に出場した卓球選手と言えば、ポーランドのナタリア・パルティカが有名であるが、アレシャンドレは「彼女のキャリアにはいつもインスパイアされていました」と、パルティカから多大な影響を受けていることを明かしている。
約1か月後に迫ったパリ五輪の舞台で、世界の強豪相手にアレシャンドレがどのようなプレーを見せるのか、期待せずにはいられない。
文:ラリーズ編集部