元虎戦士が引き出した大谷翔平の本音 右ヒジのリハビリ「調子の悪い日もあればいい日もある」

ベンチでペレス氏(左)のインタビューに応じる大谷(中)

米スポーツ専門局ESPNが9日(日本時間10日)に敵地ヤンキー・スタジアムでのヤンキース戦前に行ったドジャースの大谷翔平投手(29)のインタビューが本音を引き出したと話題だ。

映像は5回のドジャースの攻撃中に流された。その中で右ヒジのリハビリについて「限られた中でまず調整しなければいけないという難しさはある」「リハビリ自体も全てが思い通りにいっているわけではないので調子の悪い日もあればいい日もある」などと現状を説明。

放送されなかったものの、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)についても語っている。同局の番組「Sports Center」公式X(旧ツイッター)で「デカいなあって思います。エヘヘヘヘッ」と白い歯を見せながら大笑いする様子などを公開した。すでに95万回以上再生されている。

インタビューしたのは同局のコメンテーターで元阪神のエドゥアルド・ペレス氏だ。

「彼がスケジュールの合間を縫ってインタビューに答えてくれたことが本当にありがたかった」と感謝。

今回が2度目で、大谷の指名だったという。

「ショウヘイと話す時、私には隠れた意図はないよ」と説明するとこう続けた。

「ご存じのとおり、私たちはみんな彼の大ファン。彼がこれほどの支持を得ているのには理由がある。それは彼がメジャーリーグだけでなく、日本を代表し、もし私に息子がいたらどんな人間になってほしいかと考えた時に彼のようにフォーカスして意欲的であってほしい、そういった彼をリスペクトする要素が、多くの人が彼を支持する理由の一つだと思う」

試合前のインタビューは中継したESPNだからだろうが、信頼関係とリスペクトがあればこそだ。

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