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猫を劣悪な環境で飼育していたとして、富津署は11日、動物愛護法違反(虐待)の疑いで木更津市、自称無職の男(80)を逮捕した。
逮捕容疑は今年3月、以前住んでいた富津市内の住宅で、猫が病気かけがで弱っているのに、適切な保護を行わなかった上、猫の死骸が放置され、排せつ物もたまった場所に閉じ込めて飼育するなどした疑い。
同署によると「猫を飼っていたが、猫たちを虐待しているつもりはなかった」と容疑を否認している。猫の死骸は少なくとも2匹あり、痩せ細っていたり一部白骨化していたりした。容疑者は「8匹飼っていた」と供述していて、8匹を県君津保健所が保護した。
同署がこの住宅を捜索した際、中はペットボトルなどのごみであふれていた。
同月ごろ、県警本部に動物愛護団体から情報提供があり、捜査していた。(本紙・千葉日報オンラインでは実名報道)