韓国歌手らが女性を集団性的暴行して盗撮した映像は見たが「仲間ではない」…元K-POPアイドルの訴え

HIGHLIGHT出身の歌手ヨン・ジュンヒョンが、韓国歌手らが女性を集団性的暴行して盗撮した“事件”について5年ぶりに語った。

自分は「チョン・ジュニョンのグループトークルーム」に入ったことはないが、彼らと同罪になったと悔しさを訴える一方、自分が愛する家族と人々、ファンが傷つかないことを願うとし、勇気を出したと明らかにした。

6月12日、ヨン・ジュンヒョンは自身のインスタグラムに長文を載せた。彼が「チョン・ジュニョンのグループトークルーム」と関連して口を開いたのは、事件が発生してから約5年ぶりだ。

あの“チョン・ジュニョンの仲間”というイメージ

ヨン・ジュンヒョンは2019年3月、「チョン・ジュニョンのグループトークルーム」事件に名前が挙げられ、所属していたボーイズグループHIGHLIGHTから脱退した。

(写真提供=OSEN)ヨン・ジュンヒョン

歌手チョン・ジュニョンやBIGBANG出身V.Iなどがメンバーにいるそのグループトークルームでは、女性の盗撮映像が数回にわたって流布されていた。主犯格のチョン・ジュニョンは集団性的暴行などの容疑で懲役5年の実刑判決を受け、今年3月19日に出所している。

議論のなかでヨン・ジュンヒョンは当時、トークルームのメンバーではないが、チョン・ジュニョンから盗撮映像を共有された事実を認めた。その後、すぐに入隊して空白期を持ったが、批判から逃げるための入隊ではないかという指摘を避けることはできなかった。

除隊後も「チョン・ジュニョンの友人」というレッテルがついて回り、チョン・ジュニョンの犯罪行為を止めることなく傍観したという非難を受けた。

特に最近、BBCニュースコリアがYouTubeを通じて公開したドキュメンタリー「バーニングサン:K-POPスターたちの秘密トークルームを暴露した女性たちの話」が話題を集め、ヨン・ジュンヒョンと交際中の歌手ヒョナに対してまで非難の声が上がった。

(写真提供=OSEN)ヒョナ

ヨン・ジュンヒョンのSNSにも「ドキュメンタリーを見たか」などの非難するコメントが上がっている状況だ。

「私は彼らと同じ人間になってしまった」

事件から5年ぶりに口を開いたヨン・ジュンヒョンは「個人メッセンジャーに何の説明もなく送られた黒い画面の動画を押してみたし、それを押して確認する前は、どんなものなのか、どんな意図なのかもわからなかった。後に私は“やめろ、これは間違いだ”と言うこともできたが、そんなことを言う人にはなれず、大したことではないようにごまかした」と、当時を振り返った。

ヨン・ジュンヒョンは「しかし、その時も申し上げ、後にも訴えたように、私はどんなグループトークルームに入ったこともなく、口にするのも嫌なことが起きた事件に関与していない。数年間、メディアと多くの方々が、私もその事件関係者の一人であり、トークルームの一員だ、不法撮影物を消費したと数えきれないほど伝え、私は事実ではない部分において申し上げたが、誰も、どんな記事でも、私は彼らと同じ人間になってしまった」と悔しさを訴えた。

(写真提供=OSEN)ヨン・ジュンヒョン

ヨン・ジュンヒョンは「あの時の私は、たしかに愚かで悪かった。誤った状況を正すことができず、何が正しい選択なのかわからないまま、過熱した非難を受け重い気持ちで、会社とメンバーに自分のせいで被害を与えたくなかったし、私にとってすべてだった、本当に大切だったものをすべて失う覚悟をして脱退という選択をした」と話した。

彼が5年ぶりに悔しさを訴えるようになった理由は何だろうか。

ヨン・ジュンヒョンは「私は愛し、大切にしている家族と人々、足りない私を見守ってくれるファンの方々をはじめとする、すべての人々に傷ついてほしくないと願っている。私が過去に正せなかったこと、愚かだった行動と発言を深く振り返り、成熟した人になれるよう、毎日努力して生きていく」と明らかにした。

(記事提供=OSEN)

◇ヨン・ジュンヒョン プロフール

1989年12月19日生まれ。2009年10月にボーイズグループBEASTのメンバーとしてデビュー。『SHOCK』『SPECIAL』『Beautiful』などのヒット曲で愛された。グループは2017年1月に「HIGHLIGHT」に名前を変えた。2019年に不法盗撮された動画を共有した疑惑が浮上すると、同年3月にグループを脱退。直後の4月に入隊し、2021年2月に除隊している。2022年10月に独立レーベル「BLACK MADE」を設立し、新アルバム『LONER』で復帰した。

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