校舎工事現場また不発弾 米国製、自衛隊回収 柏

工事現場の校庭で見つかった不発弾=11日、柏市(同市提供)

 柏市は11日、同市立田中中学校の校舎増築工事現場の校庭の土中から不発弾が見つかったと発表した。信管は残っておらず、陸上自衛隊は爆発の危険性はないと判断し、回収した。地中約2メートルから見つかり、米国製の500ポンド爆弾。現場では今年1月にも同型の不発弾が見つかっていた。

 市によると、今回の不発弾は長さ1メートル10センチ、直径34センチ。市では、太平洋戦争中に米軍が投下したものとみている。陸自朝霞駐屯地の不発弾処理隊が回収した。田中中の生徒らは給食後に下校、近くの保育園児は別の施設に移動するなどの措置を取った。

 市では同校敷地内に他の不発弾が埋まっている可能性もあるとして、引き続き地上から金属探知機で探査しながら増築工事を進めるという。

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