悩めるペドリはEUROで輝けるのか!? 「ケガは怖くない。僕はただ、プレーを楽しみたいんだ」

スペイン代表のMFペドリ(バルセロナ)が、メディア対応を行なった。11日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

まもなく開幕を迎えるEURO2024を前に、悩める天才ミッドフィルダーがコンディションを上げてきた。度重なるケガにより、カタールW杯以来のスペイン代表となったペドリは、8日に行われた北アイルランド代表との強化試合に先発出場。ミドルシュートを突き刺した同点弾を含めドブレーテを達成した他、本来の輝きの片鱗を見せるプレーを披露していた。

今シーズンは3度の負傷離脱もあってか、所属クラブのバルセロナでは公式戦4得点5アシストと物足りない数字に終わった。それでも、EURO2024に合わせるように体のキレが増しているペドリは「ケガが怖いか? いいや。むしろ、ピッチにいる僕なんかより、メディアのみんなの方が恐れているように感じるよ。僕はただ、プレーを楽しみたいんだ」と告白した。

また、ルイス・デ・ラ・フエンテ体制下としては初招集となるものの、世代別代表でも師事した同指揮官について、「彼はいつも電話で、僕のことを気にかけてくれている。すべてが批判されている時も、監督が気にかけてくれているという事実が、ハードワークをし、向上し続けようと思わせてくれる原動力となった。本当に感謝している」としつつ、「常に向上することを心がけている。ルイスから求められていることだからね。(チームでの)トレーニングが終わってからも、自主的に取り組むようにしている」と明かした。

最後に、ペドリは「初戦が重要だということは、もちろん理解している。良いスタートを切ることが大事。勝つために行くんだから、ピッチに何かを残すようなことはしない」と決意。続けて「コンディションがとても良いから、クロアチアとの初戦が楽しみだ」と高揚感も語っている。

EURO2024でグループBに入り、クロアチア代表、イタリア代表、アルバニア代表と同居するスペイン代表。2012年大会以来、そして史上最多4度目の優勝を目指す“ラ・ロハ”の初戦は、15日のクロアチア戦となる。

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