サッカーのワールドカップ（W杯）アジア2次予選の韓国対中国の試合で、韓国のエースであるソン・フンミンが見せたジェスチャーが物議を醸した。
11日に行われた試合で、ボールがアウトになった際、ソン・フンミンは中国のサポーターに向けて右手で「3」、左手で「0」をつくるジェスチャーをして見せた。これが挑発的なメッセージと受け取られ、中国のSNS・微博（ウェイボー）では「ソン・フンミンが挑発」「ソン・フンミンが3－0のジェスチャー」など複数の関連ワードがトレンド上位を占めた。
中国のネットユーザーからは「品性がない」「カニばさみタックルをお見舞いしてやる必要があるようだ」などと反発する声や、ソン・フンミンのキャリアについて「そのゼロは自分が所属するトッテナムの優勝回数を表しているのか？」などとやゆする声が殺到し、炎上状態になった。
試合後、ジェスチャーについて問われたソン・フンミンは「韓国のホームで中国のファンが不必要に野次を飛ばすことが受け入れられなかった。韓国のファンも一緒にばかにされたような気がして、韓国選手として何か意思表示をしたく、昨年の試合結果をジェスチャーで表現した」と語ったが、これに対しても中国で批判の声が上がっている。
なお、試合は1－0で韓国が勝利した。敗れた中国はタイと勝ち点、得失点差、総得点で並んだが、直接対決の成績（1勝1分）によってなんとか2位をキープし、辛くも3次予選（最終予選）にコマを進めた。（翻訳・編集/北田）
