サルの群れに注意! 青森市・野木和公園に15~20匹 桜の枝に被害か

野木和公園のみかえり橋にたたずむサルの群れ=10日(伊藤さん提供)

 青森市の野木和公園で10日朝、15~20匹のサルの群れの目撃情報があった。公園を管理する「パークメンテ青い森グループ」によると、園内の桜の枝が折られているのも確認されており、サルによる被害とみられる。同グループは、看板を設置し、利用者に注意を呼びかけている。

 目撃したのは近くに住む理容師伊藤仁志さん(81)。公園の景色をカメラで撮影するのが日課だという伊藤さんは10日午前7時ごろ、同公園の「みかえり橋」にサルの群れがたたずんでいるのを見つけた。子ザルの姿もあり、近寄らずに望遠レンズを使って撮影したという。

 伊藤さんによると、サルは2020年ごろから頻繁に見かけるようになったが、今年は初めて。伊藤さんは「園内にいる釣り人には、近づかないよう呼びかけたりしている。子どもも公園を利用するので心配」と語った。

 青森市環境政策課によると、今年、市に寄せられたサルの目撃情報は11日現在で35件。同公園を管理する市公園河川課の嶋守亮課長は「サルを目撃したら、近づいたり刺激を与えず、市に連絡してほしい」と話した。

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