表現者・高橋大輔が歌や演技など多彩な才能を発揮! 「氷艶hyoen 2024 -十字星のキセキ-」リポート

スポーツと日本文化を融合した、ストーリー仕立てのアイスショー「氷艶」。歌舞伎とコラボした第1弾「氷艶 hyoen2017 -破沙羅-」、源氏物語を原作にした第2弾「氷艶 hyoen2019 –月光かりの如く-」に続く、第3弾「氷艶hyoen 2024 -十字星のキセキ-」が6月8日~6月11日に神奈川・横浜アリーナで開催されました。

5年ぶりの開催となる本作は、宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」をモチーフにしたオリジナルストーリー。フォークデュオのゆずが主題歌を担当し、主演の高橋大輔さんはじめ、荒川静香さん、村元哉中さん、友野一希選手、島田高志郎選手らスケーターと、大野拓朗さん、エハラマサヒロさん、長谷川開さん、エリアンナさん、まりゑさんといったミュージカルなどで活躍する俳優からなる9人のキャスト陣、そして19人のアンサンブルメンバーと10人のキッズスケーターたちが出演しました。

全2幕、22のシーンで構成されるストーリーは、幼なじみのトキオとカケル、ユキの少年少女時代から幕開け。3人は夢を語らい、いつまでも友だちでいることを誓い合いますが、ユキが病に倒れ、さらにカケルが事故により死亡。一人取り残されたトキオは“銀河鉄道”に乗車し、列車の中で再会したカケルと共にさまざまな星々を訪ねていきます。

物語の中心となるトキオとカケルを演じたのは、大野さんと高橋さん。第2弾「氷艶 hyoen2019 –月光かりの如く-」でも演技と歌を披露し、高い評価を得た高橋さんですが、今回はセリフ量も歌唱シーンも大幅に増加。熱のこもった演技と歌、そして熟練のスケートで幻想的な物語を紡ぎました。また、友野選手と島田選手はトキオとカケルの少年時代や、星で出会う「青年」と「多様性」をテーマにしたケンタウルス星のキャラクターを好演。「ワンピース・オン・アイス」での演技経験を生かし、存在感を見せました。

ストーリーを彩るのは、「with you」「SEIMEI」「イロトリドリ」「奇々怪界-KIKIKAIKAI-」といったゆずの楽曲。高橋さん、大野さんがソロで熱唱するシーンもあれば、キャスト全員が力強く美しいアンサンブル・ハーモニーを響かせることも。スケーターたちが広大なリンクを目にも留まらぬスピードで縦横無尽に駆け巡る群舞や色鮮やかな衣装、リンクをさまざまな情景に変化させる照明や映像も見応え満点です。

そしてラストシーンでは、特設ムービングステージに乗ったゆずが本作の為に書き下ろした新曲「十字星」を歌唱する中、キャストたちが曲に合わせて舞い踊りました。

今年2月には自身初のフルプロデュース公演「滑走屋」を成功させるなど、スケーターとして、表現者として、次々と新たな挑戦を続ける高橋さん。次はどんな世界を見せてくれるのでしょうか。今後の活躍に期待が高まります。

写真/高橋学 ⓒ氷艶hyoen2024 -十字星のキセキ-

【番組情報】

「氷艶hyoen2024 -十字星のキセキ-」
CS日テレプラス
7月27日 午前11:30~午後3:30

「荒川静香 Friends+α 2023-24 #6 高橋大輔」
CS日テレプラス
6月30日 午後2:00~3:00

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