仮想通貨1億円相当詐取、奈良 投資名目、60代女性が被害

 奈良県警は12日、奈良市の60代女性が、計約1億2千万円相当の暗号資産(仮想通貨)「イーサリアム」などをだまし取られた、と発表した。投資名目の詐欺事件として捜査を進めている。

 県警によると、女性は4月、インターネットの投資関連サイトにアクセスし、初期投資金として3万5千円を入金。担当を名乗る男らから4月17日~5月30日、「投資ランクを上げるために資金が必要」などと連絡があり、計約1億2千万円相当のイーサリアムを指定口座に送った。

 その後、女性はサイトにマイナンバーカードの写真を送っていたことに不安を感じ、消費生活センターに相談。詐欺被害の恐れを指摘され、被害届を出したという。

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