「壁にひびが入った」…扶安でM4.8の地震、揺れの報告相次ぐ=韓国

チョンブク(全北)プアン(扶安)でマグニチュード(M)4.8の地震が発生した中、被害を受けたという市民らが続々と現れている。

12日韓国気象庁と消防当局によると、きょう午前8時40分までに全北だけでも揺れを感じたという通報が137件あったと集計された。

全北扶安ポアン(保安)面の倉庫からは壁にひびが入ったという通報が寄せられ、ハソ(下西)面の住宅では窓ガラスが割れたと調査された。ペクサン(白山)面の住宅ではトイレのタイルが破損した。

SNSには地震を体感したという内容も上げられている。「家が2回揺れた」、「ベッドが揺れて、夢を見ているのかと思った」、「インチョン(仁川)でも地震を感じた」などの反応を見せた。

幸いにも全国の原子力発電所は正常稼働している。きょう韓国水力原子力はこのように発表し、「地震による影響はなく、全て安全運転中」と明らかにした。

気象庁はきょう午前8時26分49秒ごろ、全北扶安郡の南南西4キロメートルの地域でM4.8の地震が発生したと明らかにした。

気象庁は地震発生の1分後にM4.7と速報を出したが、6分後に詳細分析の結果、M4.8だったと修正した。

今回の地震はことし発生した地震としては規模が最も大きい。1978年に気象庁が地震観測を始めてから16番目の規模に該当する。

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