EU、中国製EVに関税上乗せへ 来月から最大25%=FT

[12日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は、来月から中国製電気自動車(EV)の輸入に最大25%の追加関税を暫定的に課す方針を12日に自動車メーカーに通知する見通し。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が12日、関係者の話として報じた。

FTによると、関税は過剰な補助金への対抗策という。

ロイターはEUと中国外務省にコメントを求めたが、現時点で返答はない。

米政府も先月半ば、中国製EVの関税を4倍の100%に引き上げると発表している。EUが課す関税は米よりはるかに低い水準となり、BYDや吉利汽車などの中国メーカーや、米テスラのような中国から欧州に輸出する西側メーカーが対象。

BYD、吉利汽車、上海汽車、テスラは、ロイターのコメント要請に応答していない。

欧州の自動車メーカーは、中国のライバル企業による低価格EVの流入で打撃を受けている。

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