ドライバーの平均月収18万円超、ブルーカラーの需要が5年で3.8倍増―中国

中国でブルーカラーの人材ニーズが増加を続けており、過去5年間で3.8倍増加した。写真は上海。

中国の求人サイト「智聯招聘」はこのほど「2024ブルーカラー人材発展報告」を発表した。それによると、ブルーカラーの人材ニーズが増加を続けており、過去5年間で3.8倍増加した。2024第1四半期(1-3月)には、重点都市38カ所でブルーカラー職業の求人での平均月収が19年同期比35.8%増の7215元(約15万5000円)になり、成長率は全国総合水準を7.6ポイント上回った。雇用の状況を見ると、25歳以下の応募者が5年前より165%増加している。

具体的な職業を見ると、今年1-3月の求人での平均月収および成長率のトップは健康/美容関連の職業で、19年同期比53.8%増の1万637元(約22万8000円)だった。2位は旅客・貨物輸送ドライバーで、同51.8%増の8463元(約18万2000円)だった。背景にはECの発展による貨物輸送ニーズの拡大やここ数年でオンライン配車サービスの普及によるドライバーの求人増加、収入レベルの急速な上昇がある。3位は配送仕分け作業担当者で、月収は同45.3%増の8109元(約17万4000円)だった。

データを見ると、今年1-3月には、ブルーカラーの求人に応募した25歳以下の人が19年同期比165%増加した。ブルーカラー職業の仕事内容の多様性、労働環境、賃金待遇などがいずれも向上して、ますます多くの若者が仲間に加わるようになった。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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