森田さ~ん、全米オープンのお天気は? 「晴れて連日の33℃超え」/森田正光のメジャー天気予報

気候のイメージは「夏の軽井沢」

晴れマークが並んでいる

米男子ツアーのメジャー第3戦「全米オープン」が13日に開幕する。ことしの舞台はノースカロライナ州のパインハーストNo.2。2014年以来の同地での開催となる。TBSのニュースでもおなじみ、気象予報士の森田正光さんに現地の大会期間中の天気を解説してもらった。

試合会場のパインハーストNO.2は、大西洋から内陸に100km以上入った場所に位置します。南からの風が入りやすいですが、湿度はそこまで高くありません。温暖湿潤気候で、年間を通して比較的暖かい場所になります。朝晩もそこまで冷えることはないでしょう。

×印の位置がパインハースト。赤線は北緯40度線

6月の平均雨量は平年で100mm弱。雨も極端には降りません。平均気温も25℃弱と、暑すぎることもなく寒くもない。日本でいうと緯度は横浜に近いですが、気候から見ると梅雨時の横浜よりも夏の軽井沢を想像してもらうと分かりやすいかもしれません。

アパラチア山脈の南東側に位置し、南からの湿った風が吹くと雨がぱらつくこともあり、山越えの北風になると乾いた風が吹いてきます。元々降水量が少ない地域なので、雨が降ったとしても少量で収まるのではと予想されます。

では、気候の特徴を踏まえて、ことしの全米オープンの4日間の天気予報を見ていきましょう。

最高気温は連日の30度超えでプレーにも影響が出そう

大会期間中の予想天気図を見ますと、高気圧が優勢となり雨の心配はなさそうです。大会期間中は晴れマークが続く予想です。風速は3m/s前後で、プレーに影響するよう強い風にはならないでしょう。

唯一、最終日は雲が多くなりそうですが、それでも雨の心配はなさそうです。気温は連日30℃を超えるため、熱中症には十分注意しながらプレーしたいですね。

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