震災被害を免れた「輪島塗」約150点 「朝市通り」の店舗が焼失した田口両千さんが展示即売【岡山髙島屋】

今年1月に発生した能登半島地震の影響で伝統工芸・輪島塗の職人の多くは、作業再開のめどが立っていないといいます。そんな中、岡山市で被害を免れた輪島塗の作品展が始まりました。

丈夫さと美しさを兼ね備え「堅牢優美(けんろうゆうび)」とも称される伝統工芸・輪島塗です。

作品展を手掛けたのは輪島朝市通りで漆器などのお店を手掛ける田口両千さんです。田口さんは、今年1月の能登半島地震で朝市通りにある店舗が火事で焼失。自宅兼店舗が傾くなどの被害を受けました。

輪島塗は、124の工程を6人の職人が半年以上かけて作っていくもので丈夫なのが特徴です。今回の作品展は震災の被害を免れた約150点が展示・即売されています。

(工房せん 田口両千さん)
「この商品は、私が出さしていただいていますけども、そこに携わった人たちのすべてのかてになっていますので、ぜひ皆さん見に来ていただいてご縁をいただければ」

「工房せん・輪島塗作品展」は今月(6月)18日まで開かれています。

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