【MLB】「オオタニのホームランスイングは野球界で最も美しい」大谷翔平の16号アーチを米メディアが称賛

ドジャース大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地でのレンジャーズ戦に「2番DH」で先発出場し、第4打席で5試合ぶりの今季16号の2ランを放った。

この日は2打数1安打2打点、3四死球1盗塁で打率は.312。試合はドジャースが6回、大谷の一発を含めて4本塁打を叩き込み、15-2と大勝した。

◆【動画あり】大谷翔平、5試合ぶり“183キロ”16号特大アーチでダメ押し 「野球界でもっとも美しい瞬間」

■「年間ベストゲームの候補になる」

第1、第2打席とも四球で出塁した大谷。3打席目は三振に倒れたが、6回1死一塁の第4打席で待望の一発を叩き出した。

相手3番手グラント・アンダーソン投手との対戦。カウント2-2からの6球目、92.2マイル(約148.4キロ)の直球を捉えると、打球は右翼席へ着弾。打球速度114.2マイル(約183.8キロ)、飛距離433フィート(約132メートル)という特大アーチで、打った瞬間に「確信歩き」を披露した。

この豪快な一撃に対して、ドジャース専門メディア『ドジャース・ネーション』は、「完璧に打ち砕いた」「ショウヘイ・オオタニのホームランスイングは野球界で最も美しいものの1つだ。さらに、彼がエリート投手でもあるなんて本当に信じられない」と続けて投稿し、称賛した。

さらに、ゲームセットを見届けると「ドジャースは今夜ロサンゼルスで圧倒的なショーを見せ、レンジャーズを15-2で下した。6回に4本塁打を浴びせたこの試合は、年間のベストゲームの候補となるに違いない。ドジャースは42勝26敗となった。これが我々のやり方だ」と最後まで鼻息が荒かった。

■114マイル超え本塁打は24本目

また、MLB公式のサラ・ラングス記者は、大谷の打球速度に注目。「2019年以降、オオタニの114マイル以上の本塁打はこれで通算24本目。この間、オオタニより多く114マイル以上の本塁打を放っているのはジャンカルロ・スタントン外野手(ヤンキース=通算29本)のみ」と伝えた。

デーブ・ロバーツ監督は試合後、「今日は選手たちが少し疲れていた。だから、試合がどう展開するか本当に分からなかった。でも、リードを奪い、さらに得点を重ねた。全体として素晴らしい夜だった」と満足気な表情を見せた。

6回に大谷の16号2ランに続き、9号ソロを放った3番フレディ・フリーマン内野手は「楽しいですね」とニッコリ。「よく聞くのは、打撃は伝染するということ。ムーキー(・ベッツ内野手)が四球を選んだ後、オオタニが本塁打を打つと、自分も続きたくなる。最初からイニングを始めるような感じでね……。そういうイニングは、試合を見に来たファンにとって楽しいもの。今夜スタジアムに来てくれてうれしい」と振り返った。

◆「完膚なきまでに叩きのめした」大谷翔平の豪快16号に“大谷マニア”も大興奮 確信歩きの一発にファン熱狂

◆「良い感触だった」大谷翔平、5試合ぶり16号アーチ含む“4出塁”で手応え 「明日勝ち越しを決められるように」

© 株式会社Neo Sports