開放感たっぷり、レトロ建築の屋上で乾杯! 国文化財「芦屋モノリス」でビアガーデンオープン

ビールやスパークリングワインで乾杯する人たち=芦屋市大桝町、芦屋モノリス

 1929(昭和4)年、旧逓信省の電話交換局として建てられ、国登録有形文化財となっている結婚式場・レストラン「芦屋モノリス」(兵庫県芦屋市大桝町)で、ビアガーデンがオープンした。六甲の山並みが望める屋上テラスは開放感たっぷり。夏の本番を前に、訪れた家族連れらがグラスを掲げて乾杯した。(吉田敦史)

 「芦屋モノリス」の建物はレトロなネオルネサンス様式で、81(同56)年に交換局としての役目を終えた。2005年に婚礼施設として装いを一新し、ビアガーデンは09年に始まった。

 夜のとばりが降りる頃、ソファセットが並ぶ屋上に明かりがともる。利用客はビュッフェ形式で食べ放題のサラダやアヒージョのほか、ステーキ、スペアリブなど豪華な料理に舌鼓を打った。

 医療職の同僚と足を運んだ女性(23)=西宮市=は「落ち着いた雰囲気で、風も心地よくて最高」と声を弾ませていた。

 中学生以上6600円(16日まで5800円)、小学生3300円、未就学児無料。午後5時~9時半。水曜定休。8月末まで。雨天時は屋内空間で楽しめる。芦屋モノリスTEL050.5306.8501

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