「費用を上回る効果を上げてきた自負がある」3年間で約2億8500万円の海外視察に自民党県議が主張

多額の費用や不透明な運用が問題となっている福岡県議会の海外視察について、12日の本会議で自民党福岡県議団の会長は「費用を上回る効果を上げてきた自負がある」と主張しました。

3年間で23回 約2億8500万円の海外視察

自民党県議団 松尾統章議員「費用を上回る効果を上げてきたという自負があります」

福岡県議会の12日の本会議で、自民党福岡県議団の松尾統章会長はこのように述べ、海外視察の成果を主張しました。

福岡県議会の海外視察はコロナ禍を除いた2019年度から昨年度までの実質3年間であわせて23回、費用は約2億8500万円。昨年度は、海外視察にかかった公費と派遣された議員数が全国最多となりました。

福岡県議会は視察後に報告書を作成する義務がなく、ホームページなどでも視察の結果は公開されていません。

福岡県議会は6月中にルールを見直す方針でプロジェクトチームを作って議論していますが、議論の内容は非公開です。

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