桂米團治 桂ざこばさんを追悼「容赦なく叱ってくださいました」

桂米團治

落語家の桂米團治(65)が桂ざこばさん(享年76)を追悼した。

12日放送の大阪・朝日放送の情報番組「newsおかえり」で、ざこばさんの訃報を報道。米團治のコメントが紹介された。

米團治は、ざこばさんの師匠・桂米朝さんの長男。「私が幼稚園に通いだした時に入門されたのが、ざこば兄さんでした。私が噺家になってからも私の考え方がおかしいと思われた時は容赦なく叱ってくださいました」と思い出をつづった。

また、「何事にも一所懸命に振る舞われたお兄さん! お兄さんの落語に登場する人物はどの人も『情』にあふれています。まだまだ追いつけませんが、お兄さんの教えを受け継いでまいります。本当にありがとうございました。合唱」と故人をしのんだ。

番組では出演者もざこばさんを追悼。

お笑いコンビ「はるかぜに告ぐ」の一色といろは「すごく親しみやすいイメージでした。(バラエティー番組の)『そこまで言って委員会NP』の観覧に行った時、(共演者の)みなさんにも気を遣われていて、優しさがにじみでているような方だった」と振り返った。

また、大阪の番組で共演したことがある元衆議院議員の金子恵美氏は「ストレートな物言いをされる方なのかなと勝手に思っていたんですけど、温かさがありました。多くを語らなくてもそこにいらっしゃるだけで存在感のある方だった」と語った。

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