信越化学工業の伊勢崎工場 新築工事起工式 群馬・伊勢崎市

化学メーカー「信越化学工業」の新たな拠点となる伊勢崎工場の新築工事起工式が行われました。

信越化学工業は2026年の完成を目指して、群馬県が伊勢崎市内に造成する「伊勢崎市南部国領産業団地」に半導体の材料を生産する新工場を建設します。投資額はおよそ830億円で地元を中心に80人程度の雇用も見込まれています。

信越化学工業は、この新工場を「半導体材料の先進拠点」として位置付けていて、将来的には研究開発の拠点にもする計画です。

12日は建設予定地で起工式が行われ、信越化学工業のほか、誘致にあたった県や市の関係者などおよそ70人が参加し、工事の安全を祈願しました。挨拶に立った信越化学工業の秋谷文男取締役会議長はここで生産する半導体の材料について「需要はますます伸びる見込みで、この地を第4の生産拠点にすべく建設を進めてまいります」と話しました。

また、県の成田正士企業管理者は、「この伊勢崎工場が、日本の、ひいては世界の半導体産業の中核を担う一大拠点となることに大きな期待をしています」と山本知事の祝辞を代読しました。

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