介護施設の利用者に薬を渡し意識障害を負わせた疑いで看護師逮捕の事件 被害者が当時の状況語る 登別市

勤務先の介護施設の利用者に睡眠作用のある薬を渡し意識障害を負わせたとして登別市の看護師の男が逮捕・送検された事件で、被害者が当時の状況を語りました。

被害にあった81歳の男性)

「(胸が)ムカムカとするから、なんか(薬が)ないかなと思って渡辺に薬あるかって?聞いたら「ある」って言うからさ」

逮捕・送検されたのは、登別市美園町5丁目の看護師・渡辺裕一容疑者35歳です。

先月30日、勤務先の登別市内の介護施設で、81歳の男性に睡眠作用などがある薬物を渡し意識障害を負わせた疑いが持たれています。

渡辺容疑者は容疑を認めています。

被害にあった81歳の男性)

「どこから(薬)だしたかわかんないけど、(渡辺が)スッとくれたのさ。出してくれたから胃の薬だとおもったのさ。あとわかんねぇんだわ、病院行くまで。救急車乗ったのかもわからない」

警察によりますと被害者の男性は病院に運ばれた時、口の中が青く、睡眠薬を飲み込んだことが疑われる状態でした。

男性は、渡辺容疑者の人柄をこのように語ります。

被害にあった81歳の男性)

「いいやつだよ、すごく。体格いいしさ。いろいろ話したら答えてくれたりさ悪い奴ではないわ、絶対に。」

警察によりますと、この介護施設ではここ数カ月の間に複数回、利用者が病院に運ばれていて警察は渡辺容疑者との関係を調べるとともにどのような薬を渡したかや動機など含め捜査しています。

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