「必死に走りました」西武・中村剛也が千金の適時内野安打 ビッグイニングにつなげる4点目

5回2死一、三塁、適時内野安打を放つ西武・中村剛(撮影・大泉謙也)

◆日本生命セ・パ交流戦 西武―広島(12日、ベルーナドーム)

西武の40歳中村剛也が全力疾走で貴重な追加点を挙げた。

元山飛優と西川愛也の適時打で3点を先制し、なおも一、三塁。中村剛の打球は三塁方向へのボテボテのゴロとなったが、175センチ、102キロの巨体とは思えない俊敏な走りでセーフにした。広島側がリクエストを要求したが、映像でも明らかにセーフに見えるタイミング。直後に陽川尚将が中前打で5点目を挙げ、渡辺久信監督就任後初のビッグイニングにつながった。

中村剛は普段球団を通じて「打てて良かったです」と短くコメントしているが、8連敗からの脱出を目指すこの日は「追加点が欲しかったので必死に走りました」とこの得点の重みを言葉にした。

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