フルアム、パリーニャに対するバイエルンからのオファーを拒否? 移籍金増額の再提示で1年越しの獲得へ

フルアムが、ポルトガル代表MFジョアン・パリーニャに対するバイエルンからのオファーを拒否したため、バイエルンが移籍金を増額してオファーを再提示するようだ。11日、イギリスメディア『スカイスポーツ』などが伝えている。

現在28歳のパリーニャは中盤の底を主戦場とするプレーヤー。母国の“名門”スポルティングやブラガで名を馳せた後、2022年にフルアムへ移籍を果たした。移籍初年度から公式戦40試合に出場すると、今季も公式戦39試合に出場し、4ゴールを記録。チームにとって欠かせない選手となっている。パリーニャに対しては、昨季もバイエルンからオファーがあり、具体的な交渉まで進んだものの、破談となっていた。

バイエルンは今夏もパリーニャ獲得を目指していると見られ、3000万ポンド(約59億8000万円)以上のオファーを提示し、個人間での合意に至ったと報じられていた。しかし、『スカイスポーツ』によればフルアムはこのオファーを拒否し、評価額を約6000万ポンド(約119億4000万円)としているとのこと。

また、『スカイスポーツ』は、マンチェスター・ユナイテッドやバルセロナが興味を示しているものの、正式なオファーを提示する可能性は低いと指摘している。

なお、移籍情報に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリシオ・ロマーノ氏によれば、フルアムとバイエルンの交渉は続いており、移籍金を増額して再提示する見込みとのこと。果たして、来季からヴァンサン・コンパニ新監督が指揮を執るバイエルンは、1年越しにポルトガル代表MF獲得となるのだろうか。

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