西武が連敗を8で止める 隅田が”マダックス”完封で4勝目、打線は5回に一挙5点

○ 西武 5 - 0 広島 ●
<2回戦・ベルーナドーム>

投打が噛み合った西武は4-3で勝利した6月1日の巨人戦(ベルーナドーム)以来の白星。翌2日の同戦から続いていた連敗を「8」で止めた。

西武打線は0-0で迎えた5回、先頭の代打・滝澤の左前打を口火に好機を作ると、二死三塁で9番・元山が中前適時打を放ち先制。さらに、続く1番・長谷川が中前打でつなぐと、2番・西川が右中間突破の2点適時二塁打を放ち3-0とリードを広げた。

その後も4番・中村剛のラッキーな適時内野安打で4点目を奪うと、5番・陽川も中前適時打で続き5点目。試合前の時点で防御率1.16だった広島先発・森下から一挙5得点のビッグイニングを作った。

先発の隅田は初回、2回といずれも先頭打者に四球を与えるも、2回は素早い二塁牽制でタッチアウトを奪うなど後続をピシャリ。4回途中から15打者連続アウトを記録するなど、尻上がりの好投でゼロを重ねた。

続投した9回は2安打で二死一、二塁のピンチを招いたが、最後は4番・小園を空振り三振斬り。9回4安打無失点の今季初完封で4勝目(5敗)を挙げ、99球での完封劇でプロ入り初の“マダックス”を達成した。

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