「3セット目に自分自身が崩れた」チーム最多得点も石川真佑が“不調”を悔やむもファンに感謝「皆さんの前でオリンピックの切符を」【ネーションズリーグ】

女子バレーボール「ネーションズリーグ(VNL)」予選ラウンド第3週、日本代表の初戦が6月12日、福岡県北九州市の西日本総合展示場で行なわれ、韓国代表にストレート勝ち(25-16、25-16、25-23)した。

第1セットはブロックアウトを誘う石川真佑(アウトサイドヒッター)のスパイクを皮切りに古賀紗理那(アウトサイドヒッター)のスパイク、岩崎こよみ(セッター)のネットインサーブなどで流れをつかみ、25-16でセット先取。

第2セットも終始リードを保ち25-16で王手をかけると、第3セットは序盤に4-5で初のリードを奪われ、一進一退の攻防が続く。17-20と3点ビハインドの終盤に日本がタイムアウトを取ると、直後に渡邊彩(ミドルブロッカー)、宮部藍梨(ミドルブロッカー)の連続得点で同点に追いつき、石川のスパイクで逆転。韓国もフロータースパイクなどで食らいつくも、最後は古賀の連続スパイクで追いすがる韓国を突き離した。

チーム最多となる16得点(スパイク14点)で勝利に貢献した石川は試合後、「3セット目に自分自身が崩れた部分があった。その中でチームに助けてもらって最後は決め切ろうという風に思ってプレーしていた」と振り返り、「今日よりもしっかりと精度の高いプレーを出していきたい。たくさんの方が応援に来てくださっているので、その中でプレーできることはうれしい。皆さんの前でオリンピックの切符をつかめるよう頑張るのでご声援よろしくお願いします」と次戦以降への意気込みを語った。

日本代表は明日、パリ五輪出場当落線上の8位にいるカナダと対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

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