米、ガザ停戦案の調停継続 「溝は埋められる」=国務長官

[ドーハ 12日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は12日、パレスチナ自治区ガザ停戦案について、イスラム組織ハマスは「多数の変更」を提示したものの、米国はハマスとイスラエルの間の調停を続けていくと述べた。

ハマスはバイデン米大統領が示した停戦案について「前向きな」回答によって停戦合意に達するための道が開かれたと表明。ただ、ハマスもイスラエルも合意を約束しておらず、先行きは不透明なままだ。

ブリンケン長官は訪問先のドーハで行った記者会見で「ハマスは『イエス』と一言で答えることもできたが、(停戦案の公表から)2週間近くが経過してから、さらなる変更を提案した。その多くはハマスがこれまでに受け入れたものを超えるものだった」と述べた。

ただ、ハマスの提案の一部は実行可能で、溝は埋められるとも指摘。「カタールやエジプトとのパートナーと交渉を続け、合意の成立に向け取り組みを続ける」と語った。

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