【ソフトバンク】顔面強打の近藤健介に小久保監督「今後響いたら一番困る」

ソフトバンク・近藤健介

戦りつが走った。ソフトバンク・近藤健介外野手(31)がアクシデントに見舞われた。

12日のヤクルト戦(みずほペイペイ)で「5番・左翼」としてスタメン出場し4回二死満塁の守備中、ヤクルト・鈴木が放った打球をダイビングキャッチしようとした際に顔面を激しく打ちつけ、そのまま1回転。捕球できず2人の走者が生還して勝ち越しを許した中、近藤はしばらく立つことができずトレーナーとチームメートが駆け寄る事態となり、球場は一時騒然となった。

それでも近藤はプレーを続行。4回裏の打席にも立ったが、無死一塁から一ゴロ併殺に倒れた。その後は大事を取って5回の守備からベンチに下がり、笹川と交代した。

試合後の小久保監督は近藤の状態について「まあちょっと見てからですね。いろいろと検査結果を見ないと分からないので」とコメント。その上で「今後響いてもらったら一番困る選手なので。明日は来てから(出場するかどうかの確認)になります」とも続けた。

近藤のプレー続行に関しては「本人が『いけます』と言ったけど、スイングがあまり良くなかったので、すぐに代えました」と打ち明けた。

主砲・柳田悠岐外野手(35)が5月31日の広島戦(みずほペイペイ)で走塁中に右ハムストリングを負傷し、全治約4か月の「右半腱様筋損傷」と診断されて激震が走ったばかり。この日はチームもヤクルトに3―9と大敗した。それだけに鷹の面々は誰もが暗い表情を浮かべつつ、負傷した近藤の容体を気にかけていた。

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