〝鉄人〟小橋建太（５７）が、自らのプロデュース興行「Ｆｏｒｔｕｎｅ Ｄｒｅａｍ ９」（１２日、東京・後楽園ホール）に出場した３冠ヘビー級王者・安齊勇馬（２５）に青春エールを送った。
安齊はメインの６人タッグ戦に出場すると、Ｇ―ＲＥＸ王者の田村ハヤトとエルボー合戦を展開するなど白熱。打点の高いジャンピングニーで会場をどよめかせるなどしてチームを勝利に導き「今日、こうして３冠王者として試合ができて良かったです」と、今後の継続参戦を熱望した。
そんな安齊には小橋も熱視線だ。自らも３度巻いたベルトを史上最年少で手にした現王者を「これからまだまだ上積みが期待できる。これからいろんなことを経験していけば、まだまだ伸びていくでしょう」と期待を寄せる。飛躍へのポイントを問われると「ジャンプ力とか基礎体力がいいから、それをさらに伸ばすためにどうしていけばいいのか考えながらやっていけばいいと思うよ」とズバリ指摘した。
さらに「新人として見たらすごいけど、チャンピオンとして周りの目は厳しいんじゃないかな」と安齊の今置かれている状況を分析。それを踏まえ「でもそれは、自分の力で乗り越えていくしかないんだ！ 僕の場合はその（方法の）一つが特訓だったりした。彼も何かそういうことを自分で考えて、一つずつ、殻を破っていくことが必要なことだと思う」と金言を送った。
最後に「彼は素直でのみ込みもいいはず。期待が持てる選手だよね」と拳を握った小橋の期待に、安齊も結果と成長で応えたいところだ。
