【新日本】TMDKがタッグ2冠王者に ヒクレオはどこへ…意味深長な態度でバックステージを後に

うつむきながらリングを後にするヒクレオ

新日本プロレス9日大阪城ホール大会で行われたIWGPタッグ&STRONG無差別級タッグ選手権4WAYマッチは挑戦者の「TMDK」ことマイキー・ニコルス&シェイン・へイストが制し、新2冠王者に輝いた。

STRONGタッグ王者のヒクレオ&エル・ファンタズモ、IWGPタッグ王者のKENTA&チェーズ・オーエンズ、そしてもう1組の挑戦者毘沙門(後藤洋央紀)との4WAYトルネードイリミネーションマッチ。ヒクレオ組、KENTA組が相次いで失格すると、2本のベルトはTMDKと毘沙門の争いとなった。

YOSHI―HASHIを孤立させたTMDKは、合体技タンクバスターを発射。これはカウント2で返されたものの、最後はスーパー・タンクバスタで振り切った。

一方で気になるのはヒクレオの今後だ。ファンタズモのサドンデス誤爆がキッカケとなって3カウントを奪われたヒクレオは、パートナーを置いて先に退場。バックステージではファンタズモから「レオ、違うんだ。悪かった。ごめんよ、わざとじゃないんだ。あんなふうになるとは…」と謝罪を受けたヒクレオは「いいよ、大丈夫だ」とポツリつぶやくのみ。邪道から「レオ、家族だろ?」と呼びかけられると小さくうなずき「永遠に」と、3人で抱擁をかわした。

最後は「愛してるよ」とだけ言い残すと、ファンタズモと邪道を残して先に控室へ。ファンタズモは「そんな…どうすれば…レオレオレオ!」と追いかけていったが、ヒクレオは終始意味深長な態度だった。

今年に入って兄のタマ・トンガとタンガ・ロアが揃って世界最大団体WWEに移籍しただけに、今後の動向に注目が集まりそうだ。

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