届け出から9日後の救助 南アルプスで山岳遭難した54歳男性 右足首骨折の疑いも命に別条なし=静岡県警

5月31日に自宅を出て、南アルプス茶臼岳付近の駐車場に車を置いたまま行方不明になっていた54歳の男性が、6月12日正午頃発見され、届け出から9日後に救助されました。男性は右足首骨折の疑いがあるものの、命に別状はないということです。

救助されたのは、静岡県焼津市の会社員の男性(54)です。

警察や消防によりますと、男性は登山が趣味で、5月31日に自宅を出ました。男性の家族もいつも通り登山に出かけたものと思い、連絡をとっていませんでしたが、6月3日の朝になり、男性の勤務先から家族へ「まだ出勤していない」という趣旨の連絡があり、母親が警察に届け出たということです。

警察が関係場所を捜索したところ、男性の車が南アルプス茶臼岳付近の駐車場で見つかったことから、山岳遭難のおそれがあるとして警察と消防が4日朝から男性の捜索続け、12日午後0時半頃、静岡市消防局が男性を南アルプス明神谷で発見しヘリコプターで救助しました。

警察や消防は、遭難中の男性の行動について、聞き取りなどを行う予定です。

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