「公園廃止」決定までの過程問題点は?「設置や廃止にかかるルールが必要」委員から意見【長野市】

去年廃止された長野市の青木島遊園地について、廃止を決めるまでのプロセスに問題が無かったかを検証する外部検討委員会の途中経過が示されました。
「設置や廃止にかかるルールが必要」などという意見が出されたということです。

長野市の青木島遊園地は「子どもの声がうるさい」などの一部の近隣住民からの苦情をきっかけに、地元区長会からの要望という形で廃止が決定。
去年4月、地権者に土地が返還されました。
ただ、周辺住民の意見を広く聞く機会がなかったなど、市が廃止を決めるまでのプロセスに疑問や批判の声があがり、外部の委員による検討委員会が非公開で進められています。
先月29日に開かれた2回目の検討委員会では設置から廃止に至るまでの事実確認と、それを元にした協議がありました。

■長野市総務課・望月徹 課長
「ポイントは大きく3つあったと考えています。〔1〕住民への説明責任と合意形成。〔2〕規定や内規の取り扱い。〔3〕事務処理の取り扱いについてでございます」

委員からは「近隣住民への十分な説明が必要だったのでは」「設置や廃止にかかるルールが必要」「廃止の決定権は誰にあるのか」といった意見が出たということです。

Q指摘を受けてどのように考えている?

■長野市総務課・望月徹 課長
「議論の途中なので、こういったことは指摘があって当然だと思う」

Q指摘を受けたことについては市として検討するのが自然だと思うが

「この段階では途中経過と受け止めているので、最終的な報告が上がった段階で内部の検証委員会で今後の対応を考える」

次回は来月中旬ごろに開催予定で、秋ごろまでには委員の意見をまとめたいとしています。会議を公開しない理由については、「個人情報を取り扱うため、委員側からの意見で非公開にしている」と説明しています。

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