陸上で全国切符目指す橋爪 皇學館高3年、棒高跳びと110メートル障害 東海高校総体

【橋爪蓮翔(皇學館高)】

 岐阜市の岐阜メモリアルセンター長良川競技場で14―16日、陸上競技の東海高校総体が開かれる。全国高校総体(インターハイ)の予選を兼ねて東海4県の高校総体で原則6位以内入賞の選手、チームが出場。皇學館高3年の橋爪蓮翔は、三重県内2冠達成の男子棒高跳びと男子110メートル障害で全国切符目指して出場する。

 5月の県総体は棒高跳びを4メートル70、110メートル障害は14秒09でいずれも初優勝。110メートル障害は県高校記録(14秒27)を3年ぶりに塗り替えた。多気中時代全中9位のメイン種目棒高跳びは昨年10月のJOCジュニアオリンピックカップU18大会で4メートル80を跳んで準優勝。今年2月の室内陸上大阪では60メートル障害で7秒95をマークして20歳以下の部B決勝で1着となっている。

 将来の種目変更も見据えて複数の種目に取り組ませるのが皇學館高陸上競技部の方針。「ポール(棒高跳び)の踏み切り足を強くするための練習の一環」として選んだ「サブ種目」のハードル走でも頭角を現した。身長180センチの体格に体幹の強さが武器で顧問の出口大貴教諭は「着地した後姿勢が崩れない。ハードルを越えてから加速できるところが強み」と話す。

 昨年のインターハイは110メートル障害のみの出場で準決勝敗退。今年は棒高跳び、110メートル障害2種目で全国入賞することに加えて、棒高跳びで5メートル台の高さをクリアすることが目標だ。「(県総体は)ハードルの目標は県記録突破だったので良かったがポールは狙っていた高さを跳べなかった」と反省を忘れず、練習に励んでいる。

 陸上競技インターハイへの道 今年のインターハイは福岡市で7月28日から8月1日まで開催。東海総体上位6位までの入賞者が全国総体に出場できる。ただし男女競歩は5位、女子棒高跳び、女子三段跳び、女子ハンマー投げは4位、混成は3位までと各地区予選会の4位~6位の入賞者中上位5人が出場できる。

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