ファミリーマート横浜神之木町店の店員ら、障害者の視点で店舗研修 横浜市神奈川区

アイマスクをつけて商品を選ぶ店員

ファミリーマート横浜神之木町店で6月7日、障害のある来店者の視点から店舗内の障害を認識する体験会が行われた。

この体験は、今年4月に施行された改正障害者差別解消法に合わせて、誰にとっても利用しやすい店舗づくりに向けた取り組みの有効性を高めるために(株)ファミリーマートが主催したもの。同社の研修施設に近いことから同店舗が選ばれ、当日は同店スタッフのほか、県内の店舗指導員ら約30人が参加した。

体験会では、参加者が車いすに乗り入店から商品選びまでを実践。入店時に店舗前ののぼり旗を避ける動きや、高く積まれすぎて手に取れない商品カゴや、納品ケースが車いすの邪魔になることなどを体験した。また、アイマスクをつけて視覚障害者の立場も体験。店員に声をかけて希望の商品を説明する流れを経験した。

アイマスクをつけて体験した同店の店員は「声を掛けたとき、すぐに対応してくれてありがたい気持ちになった。以前に目の不自由な方の接客をした経験もあるので、それらを生かした対応をしていけたら」と話した。

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